新年明けましておめでとうございます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、厚く御礼を申し上げます。
さて、昨年は、元日の能登半島地震、2日の日航機と海上保安庁機の衝突事故と、災害や事故の発生で幕が開きました。能登半島では9月にも豪雨災害があり、多くの二重被災者が発生しました。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。
当協会会員の秋田内陸縦貫鉄道、由利高原鉄道及び三陸鉄道においても、7月と9月の豪雨では、土砂流出や河川の氾濫による冠水、路肩洗堀により運休を余儀なくされました。
このような中にあって、当協会の会員鉄道会社にとって昨年は、沿線住民に対する需要喚起の取組、旅行需要の回復に対応した増客のための取組、及び物流の2024年問題に対する対応等に対して、出来ることを着実に実施してきた1年間だったのではないかと思っております。
東北鉄道協会においても、会員の技術力の維持・向上を目指して、「鉄道車両(内燃)研修」や三陸鉄道、会津鉄道及びIGRいわて銀河鉄道の実施した訓練への参画等を積極的に取り組むことができました。
また、鉄道サービスの向上を目指し、「トレインアテンダント・スキルアップ研修in矢島」や「貨物鉄道の意見交換会」等も取組まれました。
昨年から行われた取組みとしては、第三セクター鉄道等協議会や旅行読売出版社と連携し、10月4日から「東北・道南エリア版鉄印帳」の販売を当協会会員鉄道会社の14社で開始いたしました。販売状況は好調と聞いており、地域鉄道を利用して東北・道南エリアを巡る旅の必須のアイテムに成長させたいと思います。
この様な昨年の成果を踏まえ、本年は引き続き地域の関係者と確り連携し、地域の生活を支え、地域の活性化に資する社会インフラとして、さらなる安全対策の強化とサービス向上に努めてまいります。
結びに、今年が皆様にとりましてすばらしい年となりますことを祈念申し上げますと共に、東北鉄道協会と当協会会員鉄道会社に対しまして、一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
令和7年 元旦
東北鉄道協会会長 澤田 長二郎
協会名 | 東北鉄道協会 |
所在地 | 〒983-0841 宮城県仙台市宮城野区原町一丁目2-1(仁木ビル2F) |
業務 |
鉄道事業経営に関する調査、研究 共同利益についての協力 会員相互の技術力共有 官公庁に対する請願・陳情 事業経営資料の頒布 会員相互の親睦・意見交換 |
TEL | 022-291-9787 |
発足 | 昭和22年9月28日 |
会員 | 19社 |
鉄道事業使命達成のため、事業の健全な発達、共同利益の増進、会員相互の親交。
会長 |
津軽鉄道㈱代表取締役社長 澤田 長二郎 |
副会長 |
会津鉄道㈱代表取締役社長 鈴木 重敏 |
岩手開発鉄道㈱代表取締役社長 岡田 真一 |
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専務理事 |
東北鉄道協会事務局長 髙橋 浩也 |
理事 |
三陸鉄道㈱代表取締役社長 石川 義輝
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秋田内陸縦貫鉄道㈱代表取締役 吉田 裕幸 |
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監事 |
(順不同)
津軽鉄道(株)、弘南鉄道(株)、青い森鉄道(株)、(一財)青函トンネ記念館、八戸臨海鉄道(株)、三陸鉄道(株)、IGRいわて銀河鉄道(株)、岩手開発鉄道(株)、仙台市交通局、仙台空港鉄道(株)、仙台臨海鉄道(株)、秋田内陸縦貫鉄道(株)、由利高原鉄道(株)、山形鉄道(株)、阿武隈急行(株)、福島交通(株)、会津鉄道(株)、福島臨海鉄道(株)、道南いさりび鉄道(株)